2-6. スポーツビジョントレーニング
そらいろビジョントレーニングでは、スポーツ選手向けのビジョントレーニングも積極的に取り組んでおります。
スポーツビジョンなどと呼ばれることもあります。
このページではスポーツビジョントレーニングについてご案内致します。
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1.どのような場面で活用されているのか
スポーツビジョントレーニングはプロスポーツやアマチュア選手だけでなく、中学や高校の運動部でもトレーニングメニューに取り入れるチームが増えてきております。
○プロスポーツ
野球、サッカー、ボクシング。
○アマチュアスポーツ(オリンピック、国体など)
野球、サッカー、ボクシング、新体操、ライフル射撃
スポーツ選手とってのビジョントレーニングは、老若男女問わず全ての方が対象です。
眼がいい方もそうでない方も疲れを知らない高性能な眼とそれに反応する体を手に入れるための日々のケアと言えます。
トレーニングのレベル差はあれど、子どもであってもプロ野球選手であっても使う機能は同じ。ですから基本的なトレーニングは全く同じトレーニングになります。
え?同じことをしているの?と思いますよね。同じトレーニングでも出てくる効果は選手によって様々です。
◆ ボクシングでパンチをもらいにくくなった。
◆ ダンスでリズム間隔が良くなったり、ふらつかなくなった。
◆ 新体操で、高く投げたバトンやボールが思った位置に落ちてくるようになった。
◆ バッティングが良くなった。
などなどです。
大リーグやアメリカンフットボールのチームには、1チームに必ず選手の『目のケア』をする専門家(チームオプトメトリスト)がいます。スポーツにおける目への依存度は日常生活よりもはるかに高いからです。
2.選手の体の動きとビジョントレーニング
スポーツビジョントレーニングは動体視力を高めスポーツのスキルアップに有効と認められてきております。もう少し具体的に見てみましょう。
以下のようなことはこと、感じたことはありませんか?
◆ ボールのスピードや位置についての判断が不安定
◆ 平衡感覚(バランス)や身体の動きが気になる
◆ 初めての試合会場ではパフォーマンスが低下しやすい
◆ 監督やコーチの指示した内容をイメージできない
◆ 状況判断が苦手で、ミスをしたり、イメージした通りのプレーができない
これらは
『練習の質や量』
の問題だと思われがちですが、実はそうではなく、
『目(視覚機能/ビジョン)』
の使い方が引き起こしていることがあるのです。心・技・体と合わせてビジョンもスポーツにおいてはとても重要なのです!
例えばあなたが野球の外野手だったとします。
バッターが打ったボールを自分が動きながら追跡しなければなりません。もしその時に自分の目【 視覚機能(ビジョン)】がうまく使えず、
ボールが二重に見えていたり、誤った距離感、誤った場所にグローブを構えてしまったらどうでしょう。
ただのセンターフライがツーベースヒットになってしまうかもしれませんね。
間違いなくとれるはずのフライがエラーになってしまうことを経験した選手は少なからずいると思います。
しかし。自分の目が正確に追えるようになると、落下地点の正確な予測ができ、尚且つ、正確にキャッチすることも可能になります。
また、バッターであった場合、チャンスボールを見逃がさず、バットの芯にボールが気持ちよく当たり、打率が上がることにもなります。
選手にとって、打率が上がること、守備がうまくなることはメンタル面でもとてもいい影響を与えます。
このように目からの情報が常に身体をリードしているのです。これほど重要なビジョントレーニングですが、
日本ではプロの選手やオリンピック選手、国体で活躍する選手といったスポーツ上位層にしか広まっていないのが現状です。
3. 具体的なスポーツビジョントレーニングの導入について
ここまで、プロスポーツ選手やアマチュア選手の導入についてご説明をしましたが、ここからは、
具体的にビジョントレーニングを導入についてお話をします。主には以下の三つになります。それぞれについてご説明を致します。
①パーソナルトレーニング
②コーチ、監督へのトレーニング
③出張してのグループトレーニング
それではそれぞれ、具体的にご説明を致します。
①パーソナルトレーニング
そらいろにおいて最も多い導入例は、部活動に入っているお子さんが、能力向上を目的としてパーソナルトレーニングを行うというパターンです。
お子さんの苦手意識を感じるところ、メンタル面での特徴などを聞かせて頂き、トレーニングメニューを決めるため、
とてもオーダーメイドに近いメニューにすることが可能です。実際に成果も出やすいので、お子さんの自信も育ちやすいです。
②コーチ、監督へのトレーニング
チームのコーチ、監督がご来室頂き、当ジムトレーナーより、選手の皆さんへの指導方法をお伝えするやり方です。
このやり方の場合、教え方のノウハウがコーチや監督に残るのが良い点です。また、ビジョントレーニングの方法だけでなく、
社会的背景や心理学的な手法なども含めてお伝えできるので、より本格的なノウハウをお伝えできる方法になります。
③出張してのグループトレーニング
このトレーニングスタイルは、部活やクラブの訓練をしている場所に伺い、皆さんにビジョントレーニングを実施するという方法です。
この場合は、広く多くの方に一度にビジョントレーニングを実施することが可能です。
半面、一人一人に深くかかわることができないので、個別の選手を育成する目的であるなら、①のが良いでしょう。
また、反対に多少浅くなっても選手一人一人にビジョントレーニングを知ってもらうことから始め、徐々に深くするには、この方法が良いでしょう。
また、スポーツビジョントレーニングとは違いますが、放課後デイ、介護や就労移行支援の施設にてのビジョントレーニングの導入のご支援も可能です。
あくまでご検討をされている選手、チーム、コーチや監督さんのご事情に合わせて一番良い方法を一緒に考え、ご提案をさせて頂ければと存じます。
4. 具体的なスポーツビジョントレーニングの導入について
(1) 日本の現状とそらいろジムの思い
日本ではプロの選手やオリンピック選手、国体で活躍する選手といったスポーツ上位層にしか広まっていないのが現状のビジョントレーニングですが、
そらいろ ビジョン・メンタル トレーニングジムではこの、簡単に誰でも出来て、しかも効率が高いビジョントレーニングを
普通の小・中・高校生に伝えて、もっと技術を向上させて、スポーツを楽しんでもらいたいと考えております。
視力が良くてもビジョンに問題があるために、本来の実力を出し切れていない、小・中・高校生にお伝えして、
もっと技術を向上させて、野球で好成績をおさめてもらいたいと考えております。
現代の子どもたちは、ゲームやテレビや携帯電話といった小さな画面を、近くで長時間見ている時間が増えています。
特に高学年になってから急に『視力が落ちた』と感じているお子さんの大きな原因にあげられます。
するとだんだんパフォーマンスの質が低下し、スポーツ面だけではなくメンタル面においても、いい影響を与えません。
しかし、それは『視力』だけではなく、『視覚』の問題かもしれないのです。
実際、視力には問題ないのに、『よく見えない』から、人の話がイメージできない、どうプレーしたらいいのかイメージできていないので、
うまく相手に伝えられないといったコミュニケーション能力に不安を抱えているお子さんが多いのです。
(2) トレーニング導入から回復までの流れ
あまり外で身体を動かさず、ゲームばかりしていると、五感が鈍くなり、
●周りを見る力【周辺視野】
●動いているボールや相手プレーヤーを追う力【動体視力】
●眼からの情報をもとに動く【目と脳と体の協調性】
●自分の相手との距離感【空間認識】
がどんどん衰えていってしまいます。
この状態でいくら技術練習をしても成果はなかなか上がらないですよね。そこで、周辺視野、動体視力、空間認識といった、
日常生活で使えていない部分をトレーニングするようにします。
すると今までできなかったパフォーマンスが発揮できるようになり、短い練習量で2倍、3倍の技術力が身についてきます。
さらにはメンタル面の強化にもなり、本番に強い選手になっていくのです。
(3) サッカー選手の場合
ここではサッカー選手を目指したある中学生の事例をお伝えします。
サッカーでは
〇向ってくるボールを見る「動体視力」
〇ボールをキャッチしてから、パスを出す味方にピントを合わせる「焦点合わせ機能」、
〇ディフェンスをかわすドリブル・ドリブルしながら味方を見る「周辺視野能力」
などの目目と脳と体の動きが総動員されているのです。
目はさまざまな動きをする中で、常にレーダーになってくれているのです。ということは、もし目に故障があれば
レーダーが正確に分析できないということになります。
ご入会時に中学一年生だったA君は周辺視野能力が十分に発達していなかったので、パスを味方の選手に送ることが遅れて
相手チームにボールを取られることがよくありました。しかし、数か月のビジョントレーニングの結果、動きが良くなり、
相手チームにパスを取られたりすることが大幅に減少しました。
具体的には、
【 見て、判断して、動いて 】
この動作の一連がピタッと無駄なく動くと、ビジョントレーニングの成果が出やすくなることになります。
ビジョントレーニングは情報の入力回路を増やすトレーニングなのです。だから、反応が早くなるのです。
これまで、スポーツの世界では、「心・技・体」が大切といわれ、心を磨き、技を特訓し、筋力アップや基礎体力をつけることが重要視されてきました。
これからはビジョントレーニングで眼の能力を磨くことで、
ステップアップする時代になって来ました。
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